京都、四条にある南座。
耐震の改修工事で長らくお休みでしたが。

まもなくリニューアルオープンなのかな…。



とか思っていたところで、懐かしい写真を発見。

いつのかな…。
平成24年頃かな。


京都の南座は松竹さんの劇場。
歌舞伎をはじめいろいろな演目が上演されます。


松竹さんと言えば。
大阪・難波にある松竹座もステキなんですが、この南座は内装が京都っぽい…？。

古都・京都の風情を意識する外観や内装が煌びやかで、細部にわたり美しい。



まずは公演中の舞台の案内パネル裏からの景色。

現実と夢の狭間？・笑。





この写真を見ると、確かにそろそろ改修、という時期…だったのかも。

個人的には好きな感じなんですケドね。




振りむけば夢の世界、劇場入口の扉。

重厚感があり風格の高さを醸し出しています。








吊り下げの電灯も豪華。

装飾の絵柄は松竹梅、それに菊でしょうか…。

壁や梁部の彫りの装飾も細かいです。




入口に向かう階段。

朱と金の欄干風手すりが京都っぽい。







幕間にはロビーでホッと一息。

美味しいコーヒーをどうぞ。






劇場ロビーにある階段の手すり部分。

装飾は玄関扉と同じカラーテイスト、紅赤と金。

絵柄も玄関部分と統一されています。





コチラは別か所の階段。

はめ込みの透かしが美しいな、と。

柄は玄関にあった吊り下げ電灯の側面にあったのと同じかな？







このすりガラスの扉の先はたしか休憩室だったかな…？




客席外通路の様子。






来賓室の扉は上品でシンプル。

目立たないように配慮された、奥まった場所にあります。






南座の歴史を語る展示コーナーも。
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客席内の様子。

普段、あまりゆっくりと見上げることの少ない天井も豪華絢爛です。

金箔入りの和紙のような天井板部が印象的。











本当に贅沢で美しい劇場です。






舞台上部の屋根を下から拝見。
ヒノキでしょうか…。




この緞帳（どんちょう）の柄がどうしても顔に見えてしまうのですが・笑。






花道際の席は通る役者と目の合う距離。
好きな人は好き…という場所です。





客席空間を彩る赤い提灯は、演目の和・洋を問わず、舞台を彩る華。





そして客席の華…といえば。

桟敷席に並ぶ芸子さん舞妓さんの姿も南座での楽しみの一つ。

朱赤の欄干が彼女たちの華やかさをより一層引き立てます。






兵どもは夢のあと…。

千秋楽が終了すると、その余韻を残す暇もなく次の演目の準備。
舞台とは本当に儚い夢だな…と思う瞬間。







さてさて。
生まれ変わった次代の南座に訪れるのが楽しみです。

耐震改修だから、内部はほぼ変わらないでしょうケドね！・笑。