平日夕方の近鉄ならファミリー屋上遊園 大阪発~下道で行く!車中泊旅行編22~
『近鉄ならファミリー(近鉄百貨店)』の屋上遊園は、おそらく関西に残る唯一の「屋上遊園地」ではないか、とすら言われているようです。
「なくなってしまう前に是非行っておきたいなぁ」
と、前々からの念願かない、ようやく訪れることができました。
とは言え、我が家からそれほど遠い場所でないのですが… ま、そんなモンですよねー。
で、いつもは『どこかへ行く(または大阪に帰る)途中の景色など』が主な内容なのですが、今回は珍しく「ならファミリーに行くために」出発いたしました。
高速なら30分ほどで到着する距離ですが、下道でトロトロと小一時間ほどの道程です。
ところで屋上遊園地と言えば。
子供の頃母に連れられ行く「都会の百貨店」でのお楽しみ行事の一つでしたが、一体、いつから行かなくなったのだろう…。
などと、おぼろげに浮かぶ当時の情景に想いを馳せつつ、到着したのは夕暮れに近い時刻でありました。
ワクワクしながら屋上まで行くエレベーターを探すものの見つからず、結局エスカレーターを乗り継いで屋上に到着。
平日の夕暮れ時というシチュエーションも効果的だったのではないでしょうか。
期待を裏切らないロケーションに、思わずウットリを隠せません。
この静寂の瞬間!!これはまさにセピア色のオマージュにも似た、『何か』を感じずにはいられないではありませんか!!
私はこの眩暈すら感じそうになる情景の中に過去の自分を確信し、そしてついにソレと遭遇することとなるのです
そう、「エアホッケー」
これは私が愛してやまない「ゲーセンゲーム」の一つなのですが、必ず「ここにある!」と睨んでいたのですよー。
(ちなみに、MORIはピンボールにも熱いデス。最近、なかなか見かけませんが)
ワンゲーム100円。
少々台は小ぶりですが、素晴らしい仕様ですね。
今どきのエアホッケーは途中で余計な球?がゾロゾロ出てきたり変な効果が付いていたりで、どうもいけません。
そう、このシンプルかつ単純かつ安価という「お子様仕様」こそが大切なのです。
さっそくYAMAと対戦し、結果は7対4でMORIが勝利し、満足したのでさっさと次へと進みます。
ゲームコーナーを出て改めて園内を見渡せば、さほど広くない屋上スペースが広々と感じられるように遊具が配置されていることに感動の念を抱きつつ。
その遊具どれもが魅力的でしたがサイズが邪魔をし、乗れそうなものが限られてしまったのが残念でなりません。
その中でYAMAが興味を示したのがコレ。
ゴーカートと呼んで良いのか不明ですが、ま、車好きなYAMAらしいチョイスですね、楽しそうですねー。
(1ライド100円で意外と長く乗っていられたので、私たち的には一番コスパが良かったように思います。)
ところで、屋上遊園で外せないのが「線路モノ」かと存じます。
私たちは数種類の「線路モノ」の中で一番優雅な旅が楽しめそうな「トーマス号」に乗り込み200円を投入して「いざ出発!」です。
色々なボタンは押すたびに何度でも辛抱強く語りかけてくれました…。
そうでなければ!
コレも大満足です。
気になるトーマス号からの様々な景色は、
虎やら象やら巨大キノコ(多分毒キノコ)やらお城やらの前衛芸術を彷彿とさせる景色が存分に堪能でき、飽きることがありません。
さらに先頭の車窓(小窓)から子供が眺める景色はこんな感じで
あたかも望遠鏡を思わせる閉鎖的視界感は、ちょっとした冒険気分が味わえるよう工夫されたステキな仕様となっています。
広い視野を持って世間を見渡す大人のためには一瞬吹く風のごとく、ややうっすらと奈良市街を一望できるという贅沢仕様です。
しかし、楽しい夢の時間というのは瞬く間に過ぎゆくのが世の定めでしょう。
あっというまに機関車トーマスはプラットホームへ到着です。(推定1分弱くらい?)
カンカンカン♪と踏切信号が鳴り響く中、トーマスとの別れが近づきます。
ですが、最後の最後まで配慮を忘れないのが機関車トーマスです。
トーマスはプラットホームに着くなり「今日はありがとう、楽しかったよ、また乗ってね、ばいばーい」的なことを一方的に口早にまくしたててくれるのです。
おかげで私たちはトーマス号に未練を残す暇もなく、さっさと降りることができたのでした。
まったく「至れりつくせり」です。
まだまだ遊び足りませんが、そろそろ帰る時刻です。
屋上遊園の最後は庭園?散策でしめくくることにしましょう。
広々とのどかな景色を進んでゆくと狭い小路へと差し掛かり
ラクダに万葉人??
説明書きはおろか、タイトルすら見当たらない…。
まさか。
悠久の時を超えシルクロードから届くメッセージに説明は不要…。
そういうことなのでしょうか…。
その解を語ることができるのは、この万葉人?のみ…なのかもしれません。
気品漂わせ、優しさと憂いをおびた万葉人?を背にのせて、このラクダは何を想うのでしょう…
その叫びともあくびともつかぬ様相に込められたメッセージもいつの日にか紐解けるのだろうか…。
今はただただ血のにじむような道程であっただろう…ということ。
その片鱗をうかがい知るのみです。
ラクダの小路を抜けた先は、清々しく視界が開ける場所となり
奈良のゆるキャラ「せんとくん」が待ち構えてくれているのですが何故、目をそらしているのでしょうか??
今流行りの「ツンデレ」というやつでしょうか??
せっかくなので
カメラ目線でお願いしてみました。
と、ここで判明したことなのですが、説明書きによるとどうやらコチラも『恋人の聖地』らしいです。
そういえば私たちが来た途端にどこかへ行ってしまった高校生のカップルがいたような…。
どうやら我々は彼らのオジャマをしてしまったようですね、スミマセン。
でも、もう暗くなる頃だし帰ったほうが良いと思いますので、ま、いいでしょう。
さらに道を進むと建物の入り口が見えてきたのですが…
菜園でしょうか。
番号、ついてますね。
これも今流行りの「貸し屋上菜園」というやつでしょうか??
(それにしても野菜、伸び放題ですケド)
と、この菜園のようなものを過ぎると建物入口からエレベーターホールとなっており、そこから最後までよくわからないまま現実世界へと降りてゆく…。
そんな感じですね。
ところで。時間が止まったかのような屋上遊園地でしたが、
ちゃっかり今どきの子供心も意識しているところに「まだまだヤル気あるよねー」と感じました。
ちなみに帰りはちょっと遠回りして奈良公園経由で帰りました。
目が合ってしまった…。
ならファミリー ハーモニーキッズ(屋上遊園地)
奈良県奈良市西大寺東町2-4-1
http://www.narafa.jp
営業時間:10:00~18:30(10月~3月は18:00まで)
入園料:無料
駐車料金:2時間まで無料 以後30分200円
※この記事は2014年11月4日にFacebookノートで公開したものです。
「なくなってしまう前に是非行っておきたいなぁ」
と、前々からの念願かない、ようやく訪れることができました。
とは言え、我が家からそれほど遠い場所でないのですが… ま、そんなモンですよねー。
で、いつもは『どこかへ行く(または大阪に帰る)途中の景色など』が主な内容なのですが、今回は珍しく「ならファミリーに行くために」出発いたしました。
高速なら30分ほどで到着する距離ですが、下道でトロトロと小一時間ほどの道程です。
ところで屋上遊園地と言えば。
子供の頃母に連れられ行く「都会の百貨店」でのお楽しみ行事の一つでしたが、一体、いつから行かなくなったのだろう…。
などと、おぼろげに浮かぶ当時の情景に想いを馳せつつ、到着したのは夕暮れに近い時刻でありました。
ワクワクしながら屋上まで行くエレベーターを探すものの見つからず、結局エスカレーターを乗り継いで屋上に到着。
平日の夕暮れ時というシチュエーションも効果的だったのではないでしょうか。
期待を裏切らないロケーションに、思わずウットリを隠せません。
この静寂の瞬間!!これはまさにセピア色のオマージュにも似た、『何か』を感じずにはいられないではありませんか!!
私はこの眩暈すら感じそうになる情景の中に過去の自分を確信し、そしてついにソレと遭遇することとなるのです
そう、「エアホッケー」
これは私が愛してやまない「ゲーセンゲーム」の一つなのですが、必ず「ここにある!」と睨んでいたのですよー。
(ちなみに、MORIはピンボールにも熱いデス。最近、なかなか見かけませんが)
ワンゲーム100円。
少々台は小ぶりですが、素晴らしい仕様ですね。
今どきのエアホッケーは途中で余計な球?がゾロゾロ出てきたり変な効果が付いていたりで、どうもいけません。
そう、このシンプルかつ単純かつ安価という「お子様仕様」こそが大切なのです。
さっそくYAMAと対戦し、結果は7対4でMORIが勝利し、満足したのでさっさと次へと進みます。
ゲームコーナーを出て改めて園内を見渡せば、さほど広くない屋上スペースが広々と感じられるように遊具が配置されていることに感動の念を抱きつつ。
その遊具どれもが魅力的でしたがサイズが邪魔をし、乗れそうなものが限られてしまったのが残念でなりません。
その中でYAMAが興味を示したのがコレ。
ゴーカートと呼んで良いのか不明ですが、ま、車好きなYAMAらしいチョイスですね、楽しそうですねー。
(1ライド100円で意外と長く乗っていられたので、私たち的には一番コスパが良かったように思います。)
ところで、屋上遊園で外せないのが「線路モノ」かと存じます。
私たちは数種類の「線路モノ」の中で一番優雅な旅が楽しめそうな「トーマス号」に乗り込み200円を投入して「いざ出発!」です。
色々なボタンは押すたびに何度でも辛抱強く語りかけてくれました…。
そうでなければ!
コレも大満足です。
気になるトーマス号からの様々な景色は、
虎やら象やら巨大キノコ(多分毒キノコ)やらお城やらの前衛芸術を彷彿とさせる景色が存分に堪能でき、飽きることがありません。
さらに先頭の車窓(小窓)から子供が眺める景色はこんな感じで
あたかも望遠鏡を思わせる閉鎖的視界感は、ちょっとした冒険気分が味わえるよう工夫されたステキな仕様となっています。
広い視野を持って世間を見渡す大人のためには一瞬吹く風のごとく、ややうっすらと奈良市街を一望できるという贅沢仕様です。
しかし、楽しい夢の時間というのは瞬く間に過ぎゆくのが世の定めでしょう。
あっというまに機関車トーマスはプラットホームへ到着です。(推定1分弱くらい?)
カンカンカン♪と踏切信号が鳴り響く中、トーマスとの別れが近づきます。
ですが、最後の最後まで配慮を忘れないのが機関車トーマスです。
トーマスはプラットホームに着くなり「今日はありがとう、楽しかったよ、また乗ってね、ばいばーい」的なことを一方的に口早にまくしたててくれるのです。
おかげで私たちはトーマス号に未練を残す暇もなく、さっさと降りることができたのでした。
まったく「至れりつくせり」です。
まだまだ遊び足りませんが、そろそろ帰る時刻です。
屋上遊園の最後は庭園?散策でしめくくることにしましょう。
広々とのどかな景色を進んでゆくと狭い小路へと差し掛かり
ラクダに万葉人??
説明書きはおろか、タイトルすら見当たらない…。
まさか。
悠久の時を超えシルクロードから届くメッセージに説明は不要…。
そういうことなのでしょうか…。
その解を語ることができるのは、この万葉人?のみ…なのかもしれません。
気品漂わせ、優しさと憂いをおびた万葉人?を背にのせて、このラクダは何を想うのでしょう…
その叫びともあくびともつかぬ様相に込められたメッセージもいつの日にか紐解けるのだろうか…。
今はただただ血のにじむような道程であっただろう…ということ。
その片鱗をうかがい知るのみです。
ラクダの小路を抜けた先は、清々しく視界が開ける場所となり
奈良のゆるキャラ「せんとくん」が待ち構えてくれているのですが何故、目をそらしているのでしょうか??
今流行りの「ツンデレ」というやつでしょうか??
せっかくなので
カメラ目線でお願いしてみました。
と、ここで判明したことなのですが、説明書きによるとどうやらコチラも『恋人の聖地』らしいです。
そういえば私たちが来た途端にどこかへ行ってしまった高校生のカップルがいたような…。
どうやら我々は彼らのオジャマをしてしまったようですね、スミマセン。
でも、もう暗くなる頃だし帰ったほうが良いと思いますので、ま、いいでしょう。
さらに道を進むと建物の入り口が見えてきたのですが…
菜園でしょうか。
番号、ついてますね。
これも今流行りの「貸し屋上菜園」というやつでしょうか??
(それにしても野菜、伸び放題ですケド)
と、この菜園のようなものを過ぎると建物入口からエレベーターホールとなっており、そこから最後までよくわからないまま現実世界へと降りてゆく…。
そんな感じですね。
ところで。時間が止まったかのような屋上遊園地でしたが、
ちゃっかり今どきの子供心も意識しているところに「まだまだヤル気あるよねー」と感じました。
ちなみに帰りはちょっと遠回りして奈良公園経由で帰りました。
目が合ってしまった…。
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ならファミリー ハーモニーキッズ(屋上遊園地)
奈良県奈良市西大寺東町2-4-1
http://www.narafa.jp
営業時間:10:00~18:30(10月~3月は18:00まで)
入園料:無料
駐車料金:2時間まで無料 以後30分200円
※この記事は2014年11月4日にFacebookノートで公開したものです。
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