兵庫県佐用町ひまわり館のジビエ料理

兵庫県佐用町ひまわり館のジビエ料理
ひまわり畑にほど近い場所にあるひまわり館。

ひまわり館という名前から、資料館的なものを予想していたのですが、入ってみるとカフェに近い感じでした。
周囲に喫茶店のようなお店がほとんどないので、ここはひまわりの里に来た観光客には丁度良い休憩場所となるようです。

喫茶店好きの私たちは「これ幸い」とさっそく休憩です。

メニューを見てみると、ここでのイチオシはコレのようです↓↓↓
コロたんカレー
鹿のジビエですね。

…どうやらこちらの地域でも鹿による農作物の被害は深刻なようです。
私たちが下道行脚で立ち寄る山あいの農村部では必ずそういう話を聞きますからね…。
で、そういった地域では近年、駆除した害獣(鹿などの野獣)をジビエとして活用し、地域振興の一端とする活動が増えているようです。


ただ、最近牛や豚もあまり食べなくなった私たちにとって、ここであえてのガッツリ「鹿カツ」という選択肢は少々ハードルが高いので、今回は普通のビーフカレーをいただくことにしました。
ひまわり館のカレー
(余談ですが。ジビエ料理は一度食べたことはあるんですよ。とあるミニパーティーに参加した際、そこで出されたのが鹿のジビエ料理だった…という。味は「鹿味」とでも言いましょうか…笑。独特の風味はありますが、それは牛も豚も鳥も同じ…ということで。)


フランスの伝統的な高級食材として知られるジビエですが、日本でも古くから「ぼたん肉(イノシシ)」「もみじ肉(鹿)」と呼ばれ、それを食する文化はありました。
(今でもたまーに、山間の山荘や民宿のようなところで「牡丹鍋」という看板を見かけます。)


それにしても…。
奈良にもほど近い場所に住まう我々にはどうしても思い浮かんでしまうことが…。
そう。
呑気に(かどうか知りませんが)鹿せんべいをパリパリ食べてる例のあのこたちです。
奈良の鹿
多くの農村地域では害獣指定の鹿も、奈良では旅行者のアイドル(?)、生駒山にある某神社では聖獣扱いですからね…。
地域によって、あるいは時代によって、これほどまでに扱いに格差があるってのも、考えると複雑なものがありますね…。
(ただ、奈良も野生の鹿は里まで溢れちゃって、地元では困っている方もいらっしゃるようですが…。)

それにしても鹿、何でこれほどまでに増えちゃったんでしょうかね…。
自然界のバランスが崩れ続けているのだとは思いますが…。
天敵が減ったのかな…。

などとカレーを食べながら物思いにふけってしまい、ウッカリ忘れるところでした。


ひまわり館のもう一つのおススメ、それは「ひまわり油」です。
コチラはひまわりの里らしい、地域色豊かな特産品ですね。

ひまわり館内には小さな工場が併設されていて、ひまわり油を作る様子が見学できる仕様となっていました。


もちろん、カレーセットのサラダはひまわり油のドレッシングでいただきます。
ひまわりのドレッシング
ひまわり油のドレッシングはクセがなく、地元お野菜を美味しくいただきました。
館内のお土産コーナーにはドレッシングだけでなく、ひまわり油も何種類かありましたよ。


地域色豊かな味を満喫…という感じのひまわり館でのひと時にホット一息。
ごちそうさまでした。

ひまわり館のテーブルと花


アクセスマップ


南光ひまわり館
兵庫県佐用郡佐用町船越232-1
http://www.himawarikan.jp/hpgen/HPB/entries/1.html
開館時間:8:30~17:15
休館日:月曜日

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