霧ケ峰で幻の温泉 大阪発~下道で行く!車中泊旅行編21~
霧ヶ峰は私たちのお気に入りのルートの一つです。
道程途中、いつも気になっていた施設?があり、建物前の駐車場には小型の観光バス風の車が止まっていたり、軽装備の登山者風の方たちで賑わう風景などを通るたびに見かけていました。
さらに建物上部には「○○温泉」なる看板が見えるような見えないような…。
「あぁ、ハイキングや登山客で賑わうスーパー銭湯風の施設かな??」などと勝手に思いつつ、気になりながらも立ち寄ることはありませんでした。
通りすがりに立ち寄るには、少し中途半端な場所で「どうしてもそこへ行きたい」というほどでもない感じだったからです。
ですがこの日は違いました。
と言うのも実はこの日は前日に東京で所要があっての帰り道で、「どこか途中で着替えればいいや」と、MORIはそのまま着込んでいた肩のこるスーツにハイヒールで夜半の東京を出発してしまい…。
翌朝軽井沢に立ち寄りモーニングはできたものの結局、途中で温泉等々どこにも立ち寄らずのぶっちぎり走行となってしまい、二人とも何だかボロボロな感じでした。
もはやお昼も過ぎ、いい加減お風呂に入らないと自分たちがヤバい…。
涼しい山間とは言え、季節は夏場です。
さらに空はどんよりと曇り空、雨模様の湿気+長袖スーツでは、さすがに何だか身体もべたつく気がします。
「あぁ…温泉に入ってスッキリしたい…早く脱ぎたい…」と、もう気分はすっかり「お風呂&着替え」です。
そんなわけで我々は意気揚々と「必然性にかられて」突撃したのですが…。
その施設は「八島ビジターセンターあざみ館」という名前で内部は、まぁ、観光地のお土産物屋さんのような感じでした。
あざみ館の横には「観光案内サービス」のようなものがありどうやら現地に詳しい半ボランティアの方がどこぞに同行&ガイドしてくれるようでした。
「やっぱり、ハイキングか登山ルートがこの近くにあるんだなぁ」とテキトーに納得しつつも、私たちの「温泉」が見当たりません。
「八島ビジターセンターあざみ館」内部は先ほど隅から隅まで調査しましたが温泉とおぼしき形跡どころかその案内すら見当たりませんでした。
「おっかしーなー。別の場所にあるのかなぁ…」と改めて「○○温泉」という看板があるであろうあたりを見渡してみて、私たちは愕然としたのです。
いや、失笑した…と言うべきかもしれません。
一刻も早く温泉につかりたい私たちがそこに見たのは『八島ヶ原湿原』という看板。
私たちは一体何を??どこを??どうやって??どういう風に見れば『温泉』と『湿原』を見間違えることができたのでしょう…。
あーそりゃそうですわ、もう、スーツの裏地が肌にペタペタって、湿原なんですからね、湿気すごいなーって、当り前ですわー。
で、「何かもうペタペタついでだなー」って思い、湿原に突入してみました、せっかくなので。
登山装備の人に混ざってヨレっとしたスーツでヒールコツコツ鳴らしながら。
まぁ、湿原は良かったです真面目に。
ここはどうやら『恋人の聖地』ということです。
湿原全体がハートなのか、この沼みたいなのがハートなのかは私たちにはわかりませんでしたが、とにかくハート型らしいです。
(個人的には、何故に桂由美さん??って感じでしたがブライダルとか、そういうイメージからなのでしょうか??)
この草原っぽい景色も植物の下は堅い土…というわけではないのですねー。
何でも、こういった湿原が形成されるには一億年以上かかる…らしいです。
私たちが伺った時期はこの花火みたいな花が満開の季節で
ハエから何から、虫たちが仲良く(かどうか分かりませんが)共存する様子も観察できました。
そうそう。
みんなが気になる(かどうか分かりませんが)ミツバチも元気に生息していましたよー。
と、そんな太古からの贈り物のような壮大な湿原を満喫する中、心惹かれた一本の樹木がありまして…。
同姓同名の知り合いがいなくて残念に思いました。
そうこうするうちいよいよ空模様も怪しくなってきてそろそろこの場をお暇しようかな…という瞬間、一匹の蝶が足元に…。
「おー!これは是非、羽を広げて欲しいものですねー」と思いしばらく待ってみましたが、なかなか羽を広げる気配がない。
雨はポツポツしてきたし、そろそろ本当の温泉にも向かいたい、しかし蝶の写真も撮りたいな、と。
そこで「蝶と呼吸を合わせればうまくいくのではないか」と思いつき、蝶に意識を集中させてイチ・ニ・サン「ハイ!」の掛け声で
見事にバッチリのタイミング「ハイ!」で羽を広げてくれました。
いやー、チョット驚きましたが何でもやってみるものですねー。
ということで。
念願の写真もゲットし、私たちは『恋人の聖地』八島ヶ原湿原をゴキゲンな気分であとにしたのでした 。
八島ビジターセンターあざみ館
長野県諏訪郡下諏訪町八島湿原10618
https://shimosuwaonsen.jp/yashima
開館期間:4月中旬~11月中旬
営業時間:9:30~16:30 期間中無休
入館料:無料
駐車料金:無料
※この記事は2014年11月4日にFacebookノートで公開したものです。
道程途中、いつも気になっていた施設?があり、建物前の駐車場には小型の観光バス風の車が止まっていたり、軽装備の登山者風の方たちで賑わう風景などを通るたびに見かけていました。
さらに建物上部には「○○温泉」なる看板が見えるような見えないような…。
「あぁ、ハイキングや登山客で賑わうスーパー銭湯風の施設かな??」などと勝手に思いつつ、気になりながらも立ち寄ることはありませんでした。
通りすがりに立ち寄るには、少し中途半端な場所で「どうしてもそこへ行きたい」というほどでもない感じだったからです。
ですがこの日は違いました。
と言うのも実はこの日は前日に東京で所要があっての帰り道で、「どこか途中で着替えればいいや」と、MORIはそのまま着込んでいた肩のこるスーツにハイヒールで夜半の東京を出発してしまい…。
翌朝軽井沢に立ち寄りモーニングはできたものの結局、途中で温泉等々どこにも立ち寄らずのぶっちぎり走行となってしまい、二人とも何だかボロボロな感じでした。
もはやお昼も過ぎ、いい加減お風呂に入らないと自分たちがヤバい…。
涼しい山間とは言え、季節は夏場です。
さらに空はどんよりと曇り空、雨模様の湿気+長袖スーツでは、さすがに何だか身体もべたつく気がします。
「あぁ…温泉に入ってスッキリしたい…早く脱ぎたい…」と、もう気分はすっかり「お風呂&着替え」です。
そんなわけで我々は意気揚々と「必然性にかられて」突撃したのですが…。
その施設は「八島ビジターセンターあざみ館」という名前で内部は、まぁ、観光地のお土産物屋さんのような感じでした。
あざみ館の横には「観光案内サービス」のようなものがありどうやら現地に詳しい半ボランティアの方がどこぞに同行&ガイドしてくれるようでした。
「やっぱり、ハイキングか登山ルートがこの近くにあるんだなぁ」とテキトーに納得しつつも、私たちの「温泉」が見当たりません。
「八島ビジターセンターあざみ館」内部は先ほど隅から隅まで調査しましたが温泉とおぼしき形跡どころかその案内すら見当たりませんでした。
「おっかしーなー。別の場所にあるのかなぁ…」と改めて「○○温泉」という看板があるであろうあたりを見渡してみて、私たちは愕然としたのです。
いや、失笑した…と言うべきかもしれません。
一刻も早く温泉につかりたい私たちがそこに見たのは『八島ヶ原湿原』という看板。
私たちは一体何を??どこを??どうやって??どういう風に見れば『温泉』と『湿原』を見間違えることができたのでしょう…。
あーそりゃそうですわ、もう、スーツの裏地が肌にペタペタって、湿原なんですからね、湿気すごいなーって、当り前ですわー。
で、「何かもうペタペタついでだなー」って思い、湿原に突入してみました、せっかくなので。
登山装備の人に混ざってヨレっとしたスーツでヒールコツコツ鳴らしながら。
まぁ、湿原は良かったです真面目に。
ここはどうやら『恋人の聖地』ということです。
湿原全体がハートなのか、この沼みたいなのがハートなのかは私たちにはわかりませんでしたが、とにかくハート型らしいです。
(個人的には、何故に桂由美さん??って感じでしたがブライダルとか、そういうイメージからなのでしょうか??)
この草原っぽい景色も植物の下は堅い土…というわけではないのですねー。
何でも、こういった湿原が形成されるには一億年以上かかる…らしいです。
私たちが伺った時期はこの花火みたいな花が満開の季節で
ハエから何から、虫たちが仲良く(かどうか分かりませんが)共存する様子も観察できました。
そうそう。
みんなが気になる(かどうか分かりませんが)ミツバチも元気に生息していましたよー。
と、そんな太古からの贈り物のような壮大な湿原を満喫する中、心惹かれた一本の樹木がありまして…。
同姓同名の知り合いがいなくて残念に思いました。
そうこうするうちいよいよ空模様も怪しくなってきてそろそろこの場をお暇しようかな…という瞬間、一匹の蝶が足元に…。
「おー!これは是非、羽を広げて欲しいものですねー」と思いしばらく待ってみましたが、なかなか羽を広げる気配がない。
雨はポツポツしてきたし、そろそろ本当の温泉にも向かいたい、しかし蝶の写真も撮りたいな、と。
そこで「蝶と呼吸を合わせればうまくいくのではないか」と思いつき、蝶に意識を集中させてイチ・ニ・サン「ハイ!」の掛け声で
見事にバッチリのタイミング「ハイ!」で羽を広げてくれました。
いやー、チョット驚きましたが何でもやってみるものですねー。
ということで。
念願の写真もゲットし、私たちは『恋人の聖地』八島ヶ原湿原をゴキゲンな気分であとにしたのでした 。
アクセスマップ
八島ビジターセンターあざみ館
長野県諏訪郡下諏訪町八島湿原10618
https://shimosuwaonsen.jp/yashima
開館期間:4月中旬~11月中旬
営業時間:9:30~16:30 期間中無休
入館料:無料
駐車料金:無料
※この記事は2014年11月4日にFacebookノートで公開したものです。
LEAVE A REPLY